今回のご依頼はマジックペンのインクのシミ抜きです。

マジックのインクもボールペンのインクと同様、普通に洗ってとれることのないシミです。ボールペンとは違って線が太くなりがちなので目立ってしまうから困りものですね(*_*;

くっきりついたマジックなのでなんだか厄介そうに見えますが実は厄介なのはそこではないんですね。

シミ抜きをする前に繊維素材の表示を見てみましょう。。。ポリウレタンが8%入っています。

このポリウレタンはゴムのような素材なので体のシルエットを出しやすく、動きやすいので最近のお洋服には本当に入っていることが多いように思います。

そんなポリウレタンはインクのシミ抜きに使用する溶剤とあまり相性がよくありません。たった8%だし、大丈夫でしょう!と思うかもしれませんが、シミ抜きをするときは生地の中の最も弱い繊維にあわせてシミ抜きをすることが基本なんですね。たった数%でも弱い繊維は悲鳴をあげてしまいます。

ということで、よわーいシミ抜きから様子を見ながら慎重にスタートです!

今回のインクはついて間もなく、未処理であったからか、すごくスムーズに動いてくれました(^^♪

これなら繊維も傷むことなく、キレイにおとしきることができますね。

シミは何がついたかも大事ですが、‘‘何に‘‘ついたかも重要ですよ(‘◇’)ゞ