今回のご依頼は食べ物の油のシミです。シミ抜きで最も多いのが食べ物のシミだと思いますが、食べ物でもおちないシミにはそれぞれ理由があります。今回の事例で洗いの邪魔をしているのは食べ物の油分ですね。

よくご家庭で油汚れをおとすには台所用洗剤を使って洗えばいいと目にすると思います。それでもとれない油はあまり無理をせずシミ抜きができるお店にお願いしたほうがいいかもしれません。

油がおちにくくなる条件をかいておきます(^^)/

1つ目は時間がたってしまった場合です。これは何となくわかるかと思います。お肉を焼いて放置したフライパンを想像してください。すごく洗うのが憂鬱ですよね(*_*;

フライパンであれば、ある程度強引におとしても平気ですが繊維はそうもいきません。複雑に編まれた生地ならその中に油が絡んで時間がたつほどに油の成分は変化していきます。

2つ目は高い温度で加熱された油はおちにくいです。これは知っている方は少ないと思います。どういうことかといいますと、同じサラダ油であっても一度温度があがってしまうと何もしていないサラダ油に比べると極端におちにくくなります。

ご家庭でつくったお料理よりも、飲食店のお料理の方が調理するときの火力が違いますのでお洋服に付着するとおちにくいです。

ちなみに、オリーブオイルはこのおちにくい状態の油になりにくいんです。イタリア料理はとれやすく、中華料理はとれにくい。理由は。。。もうわかりますよね(‘◇’)ゞ