今回のご依頼は飴のシミ抜きです。最近身の危険を感じるほどの酷暑ですが、そんな猛烈な暑さの影響が予期せぬところで起こっているかもしれません。

ポケットにいれて忘れたままだったのでしょうか?飴は袋に入っているときは固形ですが、もともと高熱でドロドロの状態から型に合わせていろいろな形になっているため、また熱が加わるとドロドロの状態に戻ってしまいます。それにしても飴をここまでドロドロにするなんて今年の夏はすごいですね(*_*;

勘の鋭い方は飴は高熱で液体になるのなら、飴がとけるくらいの温水で洗えばとれるかも!と思いつくかもしれません。

そうです。飴は主成分がほとんど砂糖のため、カチカチの砂糖がひっついているだけです。温めればとれます!

でもここで踏みとどまってもう少し考えていただきたいのが、その飴が‘‘何に‘‘ついているかです。

今回の場合のように、ワイシャツについているなら、試してみる価値は十分にあります。

ですが水が苦手な繊維素材は飴がとけるような温水はもっと苦手です。色が出やすいような柄物のお洋服だと温水をつけると、色がでるリスクは高まります。

そしてもう一つ、飴が決して砂糖だけで作られているわけではないことです。

手作りでなければ、多くの場合、着色料などの添加物が入っているでしょうし、手作りで飴をつくる場合も味付けのために果汁を使用したりするかもしれません。

こうした砂糖以外のものが温水ではおとしきれずに残る可能性もあるんですね。ここがシミ抜きの難しいところです( *´艸`)

まだまだ暑い夏は続きますが、何か異変がおきたら早め早めにケアしておきましょう(‘◇’)ゞ